郵政民営化が焦点になった前回の衆議院選挙で自民党の小泉前首相が、郵政民営化造反組の自民党議員の小選挙区に、小泉チルドレンをぶつけて造反組を敗退させ、自民党も圧勝させた。
反対派を利用する小泉さん一流の選挙戦術が功を奏したといえる。 この結果、小泉チルドレンは華々しく自民党の一大勢力になった。
しかし、この間に、時代はふたたび変わり、安部〜福田総理の時代で、郵政民営化の造反組の大多数の議員が復党した。 しかも、自民党と民主党の2大政党によるねじれ国会を打開するため、福田首相は、早期に衆議院の解散を目指している。
そして、福田首相などの執行部は、小選挙区の自民党推薦ワクを、小泉チルドレンからあきらかに奪おうとしているように見える。
まず、その第一弾として、小泉チルドレンの次期衆院選に向け候補を選定していた自民党北海道1区道内出身の現職、杉村太蔵氏(28)=比例代表南関東ブロック=は選ばれなかったとの報道です。
きっとその裏には、小泉前首相などの改革路線と、それに対して、改革路線を軌道修正しようとする福田首相などの確執がひそかにあるものと思われる。
次期衆院選に向け候補を選定していた自民党北海道1区(札幌市中央、南、西区)支部選考委員会は27日、YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事の会社役員、長谷川岳(がく)氏(36)を公認候補として党道連へ推薦することを全会一致で決定した。
最後まで選考に残っていた道内出身の現職、杉村太蔵氏(28)=比例代表南関東ブロック=は選ばれなかったが、党本部サイドには杉村氏を推す動きもあり、調整が難航する可能性もある。
選考委には1区暫定支部長の今津寛党道連会長も出席し「自民が団結すれば民主に勝てる。地元の意思を十分に尊重して(公認の)手続きを進めたい」と述べた。
杉村氏は11日、記者団に「無所属でも1区から立候補する」と宣言しているが、今津氏は「決まった以上は説得するしかない」と話した。 ただ、「調整には時間がかかる」と含みを持たせた。
長谷川氏は選考委での決定後に会見し、「民主の横路(孝弘)さんは尊敬すべき政治家だが、そろそろ私たちの世代に交代してもらいたい」と意欲を語った。 27日付で祭り組織委員会専務理事を辞職し、会社役員の職も1月で辞する意向を示した



